Q2 現在、先生の指示どうりに薬を服用しており、血糖コントロールも良好です。食事療法や運動療法をこのまま続ける必要があるのでしょうか?
A2 糖尿病治療の最終目標は、血糖を良
好にコントロールし、その結果として糖尿病に伴う種々の合併症を予防することです。血糖をコントロールするために先ず行われるのが、食事療法と運動療法です。
それでも十分にコントロールできない場合には、薬も使用します。
したがって、血糖コントロールの最も基本である食事療法や運動療法を止めてしまうと、薬のみで良好な血糖コントロールを維持するのが困難になる場合が多いのが現状です。
また、食事療法や運動療法は肥満や高血圧など糖尿病合併症の危険因子の除去だけでなく、他の生活習慣病の予防にも有益です。
ですからぜひ、現在の治療を続けて下さい。




Q6 「食品交換表」とは、どんなものですか?
A2 日本糖尿病学会が編纂した「糖尿病食事療法のための食品交換表」のことを言います。
この食品交換表は、日常食べている多くの食品を、主としてどんな栄養素が含まれているかによって、6つの食品グループ(6つの表)に分け、それぞれの食品1単位(80キロカロリー)にあたる量をグラムで表示しています。食品交換表がわかるようになると、適正な量で栄養バランスのよい食事の献立が誰にも手軽につくれるようになります。




Q2 カロリーを減らすために食事を1日2回にしてはいけないでしょうか?
A2 1日2回ですと3回に比べて一度に食べる量が多くなってしまい、血糖値が急激に上昇し血糖コントロールが乱れやすくなってしまいます。
一度に適量を摂れば血糖値はあまり高くならず安定します。
1日3食、規則正しく食べたときは、血糖値が安定し、病状も安定するというデータもありますので1日3食を心がけて下さい。




Q2 日本酒は飲んではいけないが、ウイスキーは飲んでもよいと聞きましたが?
A2 日本酒に限らずアルコールは原則的として糖尿病には好ましくありません。
アルコールそのもののエネルギー過剰から血糖コントロールを乱し、治療や合併症の予防に対し悪影響を与える可能性があります。
さらに、アルコールはエネルギーが過剰である一方で、栄養価に乏しいため、栄養不足という問題も時々起こってきます。
しかし、アルコールは善玉コレステロールを増やすなど、適量なら体に対してよい影響を与えることも分かっています。
とくに、薬物療法を行っていない場合には、決められた範囲内までなら大丈夫のときもありますので、医師に相談してみて下さい。




Q2 糖尿病と診断されましたが、私ひとり分の食事を別につくれないので、よい方法があったら教えてください?
A2 糖尿病食は、健康食ですから、基本は糖尿病食をつくります。
御家族が物足りなく感じるようなら、
家族の分は味を濃くするかボリュームを増やすことで調整しましょう。それでも物足りないなら、家族のための一品を別につくってはいかがでしょうか。




Q2 エネルギー量を抑えるのに、苦心しています。油を上手におとせるコツを教えてください?
A2 エネルギーを抑えるには、油の使用量を抑えることです。
炒めものをするときはテフロン加工のフライパンは必需品です。また、揚げ物をしたいときはオーブンシートを敷き、オーブンで料理すると、油を使わずにすみます。




Q2 私は単身赴任者です。指示どおりの食事をつくれなくて困っています。よい方法はありませんか?
A2 毎日料理をつくるのは難しいと思いますので、そんなときは糖尿病のレトルトセットや糖尿病食の宅配などを利用するのも一つの方法です。
また、エネルギーの計算もしなくてすむので便利です。それらの食事メニューを実際体験していくうちに、自分がどの位のカロリーを取ったらよいかを実感としてつかむことが出来るようになるでしょう。




Q2 どうしてもお酒を飲みたいのですが、その分食事のカロリーを減らせば大丈夫ですか?
A2 お酒はカロリーが高いので、ほかの食品と交換してしまうと、栄養のバ
ランスが崩れることになりおすすめできません。お酒を飲むと、ついおつまみを食べすぎてカロリーオーバーにもなりやすいので、禁酒が原則です。お酒の席に誘われたときは、お酒は飲まずに、枝豆や冷奴、鍋料理など、必要な栄養素をしっかりとれるメニューを食べに行くつもりで出かけましょう。どうしても飲みたい場合は、医師と相談してみてください。




Q2 毎日しっかり運動しているので、指示されたエネルギー量より多めに食べてもいいですか?
A2 血糖値のコントロールには、食事療法と運動療法のどちらも欠かせません。
運動をしているからといって、食べすぎてしまったのでは逆効果。指示されたエネルギーは守ってください。また、頑張りすぎてあまりハードな運動をするのも危険を伴うことがありますので、運動の種類や時間についても、医師の指示のもとで行いましょう。




Q2 調味料をたくさんかける傾向にあります。カロリーオーバーの心配はありませんか?
A2 調味料の中には、油断できないほどカロリーの高いものがあります。
大さじ1杯分でも、ソースは20kcal、ケチャップは23kcal、フレンチドレッシングは50kcal、マヨネーズは100kcalもあります。小皿に調味料を少しずつ入れ、そこからつけて食べるようにすると、かけすぎを防ぐことができます。




Q2 カロリー制限されていますが、大福が大好きです。たまに食べてもカロリーオーバーしないコツを教えてください。
A2 お菓子などの嗜好品は、本来は適量ならば生活にうるおいをもたせるものです。
たまに食べるのなら、次のように調整することをすすめます。大福は1個でおよそ茶わん1杯分のごはんのカロリー量に相当します。従って、大福1個を食べたら、1日の食事から、ごはん1杯分を減らすようにやりくりするといいでしょう。



Q2 朝ご飯を食べる時間がありません。1日の適正カロリーを守っていれば、1日2食でも問題ありませんか?
A2 1日3食をバランスよく食べることは、血糖コントロールの基本です。1日2食になると、一食分の量が多くなるため、食後急激に血糖値が上がることになり危険です。
また、食事が不規則になると、身体の方が、いつ、栄養が入ってくるかわからず、とれるときにしっかり吸収しておこうという態勢を整えてしまうため、体質が太りやすくなることがあげられます。、糖尿病の人の場合は、朝食を食べずに長時間空腹のままでいると、逆に低血糖を起こしてしまう危険性もあります。最初は牛乳1杯、バナナ1本くらいから始めて、少しずつ、きちんと朝食をとる習慣をつけましょう。




Q2 血糖値を下げるためには、ごはんなどの糖質が多いものは食べないほうがいいですか?
A2 糖質は、からだにとって欠かせない栄養素です。もちろんとりすぎは厳禁ですが、糖質を制限しすぎると、インスリンの働きが悪くなり、かえって血糖値が上がってしまう場合もあるほどです。
消化・吸収の速い砂糖などは、食後急激に血糖値を上昇させてしまいますが、主食になるごはんやパンやめん類などに含まれるでんぷんは、消化に時間がかかるので、血糖値がゆるやかに上昇し、安定しやすくなります。また、ごはんやパン、めん類などの穀類には、糖質だけでなく、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維も含まれています。適量をきちんと食べましょう。






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