Q2 糖尿病は、初期のうちはまったく自覚症状がないそうですが、どうしたら早く見つけることができるのでしようか?
A2 最も確実なのは、定期的に検診を受けることです。
普通の場合でも、年に1回は血液検査で血糖値(血液中のブドウ糖濃度)の検査を受けることをおすすめします。
特に、近親者に糖尿病の人がいたり、「過食、運動不足、肥満、ストレス」などの危険因子を持っている人は、きちんと検査を受けるようにして下さい。
そして、疑わしい検査結果がでたときは、放置せず、精密検査を受け、結果を参考にして、治療方針について専門医とよく話し合うことが必要です。




Q2 どのような場合に糖尿病の飲み薬(経口薬)が必要になるのですか?
A2 糖尿病になっても、通常の場合、すぐに飲み薬を使用するわけではありません。
2型糖尿病では、まず基本的な治療法である食事療法と運動療法を行います。それでも血糖をうまくコントロールできない場合に飲み薬を使います。血糖がコントロールできないと、常に血糖値が高い状態になってしまい、そのままにしておくと合併症になる可能性が高くなります。そのため、飲み薬を使って正常な血糖値を保つ必要があるのです。




Q2 健康診断で、「血糖が許容値だがやや高め」と言われました。どのくらいになったら病院へ行ったらいいですか?
A2 糖尿病の診断は次のようにされます。早朝空腹時血糖値126mg/dL以上、
随時血糖値200mg/dL以上、あるいはブドウ糖を75g含んだ液を飲んで2時間後の血糖値が200mg/dL以上なら、先ず糖尿病型と診断されます。そして、別の日に検査して再度、糖尿病型が確認されれば糖尿病と診断されます。ただし、HbA1cが6.5%以上であれば、1回の検査でも糖尿病と診断できます。しかし、基準値に達していなくても、空腹時血糖値が110mg/dL以上、あるいは随時血糖値が140mg/dL以上の場合には、「境界型糖尿病」と診断されます。
「境界型」あるいは「血糖値が高め」と言われた場合には、糖尿病に向かって病気が進行している可能性があります。病院へは今のうちから通い、食生活や運動習慣を改善して糖尿病を予防しましょう。また、年に1回は検査を受けるようにしましょう。




Q2 インスリン注射をしなければならないのは、どんな状態になったときですか?
A2 1型糖尿病であれば、はじめから医師の指導のもとインスリン注射による治療を行います。
糖尿病患者の95%を占める2型糖尿病では、多くの場合、食事療法と運動療法で血糖コントロールは可能です。しかし、それでも十分良い血糖コントロールが得られないときには経口血糖降下薬による治療を行います。食事療法、運動療法に経口血糖降下薬による薬物療法を加えても、まだ十分なコントロールが得られない場合や、効果がなくなった場合、インスリン注射による治療を行います。
また、妊娠中に食事療法のみでコントロールできない場合や、緊急の手術の場合などにもインスリンによる治療が必要になります。




Q2 境界型糖尿病と診断されましたが、ふつうに生活していて、大丈夫ですか?
A2 正常値にも糖尿病にも入らない範囲が「境界型糖尿病」と言われる状態です。
糖尿病に近づいている証拠ですから、油断は禁物。正常な値に戻るように、食事と運動の量には、くれぐれも注意して過ごしましょう。また、定期的に検査を受けるのが大切です。




Q2 会社の健康診断で血糖値が高いと言われたので、病院を受診しようと思います。健康診断の検査値を持っていった方がいいですか。
A2 病院でも検査をしますが、健康診断の検査値は持っていくようにしましょう。
一緒に、気になる症状やふだんの生活についてのメモを持っていくと、あなたの病気と治療を考えていく上で参考になります。また、医師まかせにせず、わからないことは、自分から医師にたずねるようにしましょう。




Q2 家族の者が病院の検査で、「普通の人の2〜3倍のインスリン量がある」と言われたそうです。糖尿病になりにくいということでしょうか?
A2 たしかに食後、血糖値が上昇すると、インスリンが分泌され、その働きで正常値にもどります。
しかし、普通の人の2〜3倍も出ているというのは、それほど多くのインスリンが出ないと血液の中の糖を処理出来ないということを意味しています。言い換えると、「インスリン抵抗性」の状態にあるということです。また、このような人は、過剰分泌されたインスリンが脂肪を増やすように働いてしまいます。つまり、この状態を放っておくと、動脈硬化が加速する原因にもなります。さらに、脂肪が増え過ぎるとインスリン抵抗性(インスリンの効きが悪くなる)がますます増悪し、糖尿病発症の原因となります。食べる量を減らして体重を落としたり、運動を積極的にしたりすることによって改善しますので、早めに治療を開始する必要があります。




Q2 空腹時の血糖値は高くないのですが、ブドウ糖負荷試験をしたら、食後の血糖値が高く「糖尿病予備軍」と言われました。糖尿病予備軍について、詳しく教えてください。
A2 ブドウ糖負荷試験2時間後の血糖値が140mg/dL以上200mg/dL未満の場合、また、空腹時の血糖値が110mg/dL以上126mg/dL未満になる場合には、境界型と診断されます。
境界型は、現在のままの生活を続けると、将来、糖尿病になる確率が高いことから、糖尿病予備軍と呼ばれることもあります。今のうちに生活習慣の改善をして、血糖値を正常値に戻しましょう。3ヵ月に1回位先生に診てもらいましょう。糖尿病予備軍の人は、糖尿病の前段階であると同時に、高脂血症、高血圧など動脈硬化に関係する危険因子を有する場合が多いので、これらの点も併せ、総合的に診てもらうことをお勧めします。





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