Q2 糖尿病は、初期のうちはまったく自覚症状がないそうですが、どうしたら早く見つけることができるのでしようか?
A2 最も確実なのは、定期的に検診を受けることです。
普通の場合でも、年に1回は血液検査で血糖値(血液中のブドウ糖濃度)の検査を受けることをおすすめします。特に、近親者に糖尿病の人がいたり、「過食、運動不足、肥満、ストレス」などの危険因子を持っている人は、きちんと検査を受けるようにして下さい。
そして、疑わしい検査結果がでたときは、放置せず、精密検査を受け、結果を参考にして、治療方針について専門医とよく話し合うことが必要です。




Q2 会社の健康診断で「血糖値が高め」と言われました。薬局で尿糖検査用紙を買い、検査をしたら、異常はありませんでした。糖尿病の心配はないということでしょうか?
A2 尿糖検査は、試験紙を尿につけるだけで簡単に検査できます。一般には血糖値が160〜180 mg/dL以上になった時にはじめて尿中に糖が検出されると言われています。したがって、空腹時の検査で尿糖が検出された場合には、糖尿病である可能性がかなり高いといえます。それとは反対に、尿糖が出ていなくても血糖値が高い場合もあります。従って、尿糖が陽性か陰性かだけで糖尿病があるかないかを推測するのは危険です。このような場合には、医療機関を受診することが大切です。




Q2 過去の血糖値を知ることができると聞きましたが、どのような検査ですか?
A2 ヘモグロビンA1c(HbA1c)という物質を測定することで、過去1〜2ヶ月の血糖値の平均がわかります。
ヘモグロビンA1cとは血液の赤血球に含まれているタンパク質の1種であるヘモグロビンと血液中のブドウ糖が結合したものです。血液中のブドウ糖が多ければ多いほど結合が進み、たくさんのヘモグロビンA1cができます。ヘモグロビンA1cは赤血球の寿命(120日)まで壊れないので、過去1〜2ヶ月の血糖の状態を反映しています。したがって、その間の血糖値の平均を知ることができるのです。




Q2 自分で測ったら尿糖が出ました。しかし、病院に行ったら血糖値は正常と言われたのですが、なぜですか?
A2 尿糖量は腎臓が調節しています。多少の個人差がありますが、尿糖が現れるときには、血糖値は160〜180mg/dL以上あるのがふつうです。
しかし、妊娠中など、ときには血糖値が健康な範囲であっても、腎臓が多量の尿糖を排出する場合があります。このような場合には尿糖が出ても、血糖値が正常であれば心配ありません。ちなみにこのような状態を腎性糖尿といい、本当の糖尿病とは区別しています。




Q2 検査を受けたら、食事と運動を注意すれば大丈夫な程度の軽い糖尿病と言われました。今後、検査を受けなくてもいいですか?
A2 軽くても、糖尿病と診断されたことのある方は、定期的に病院へ行き、検査をしてもらうことが必要です。
検査は、症状が悪化していないことや、合併症が出ていないことを確かめることが目的です。定期的に検査を受けることで、血糖値に変化があってもすぐに発見して、合併症を防ぐことができます。糖尿病が早期に発見されたために定期的に検査を受けるようになり、そのためかえって糖尿病でない人よりも長生きしたというデータもあるほどです。


Q2 血糖値が高い状態が続いていますが、目に障害が出ないかと心配しています。糖尿病網膜症を調べる検査について教えてください。
A2 糖尿病網膜症は、失明の原因の第一位になっています。
糖尿病網膜症を防ぐには、血糖をコントロールすることが大切です。さらに眼科を定期的に受診して、眼底検査を受けることです。そして、自分がどのような状態にあるのかを知っておくことが大切です。眼底検査を行い網膜症がどの時期にあるかによって、それぞれ網膜症の治療は異なってきます。通常、糖尿病網膜症の眼底検査は、造影剤といって眼底の血管を描き出すような注射による処置をしてから行います。




Q2 2型糖尿病ですが、眼底検査はどのくらいの頻度で受ければいいですか?
A2 糖尿病網膜症は、眼底所見によって、
1.正常(網膜症なし)
2.単純網膜症
3.前増殖網膜症
4.増殖網膜症
の4段階に分けられます。このような眼底の状態によって、検査の頻度も変わってきます。1の場合や病状が安定している場合には、年1回程度の眼底検査でいいのですが、2の場合や血糖値が安定していない場合、全身治療を開始した1年目は注意深く検査をする必要があるため、1年に3〜4回の眼底検査をおすすめします。そして、さらに病状が進んでいて、3・4の場合には1ヵ月に1回以上の検査が必要になるでしょう 。





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