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糖尿病とのつきあいは、もう17年になります。60歳の時に、手の小指にできたヒョウソウがなかなか治らなくて病院に行くと、血液検査の結果、糖尿病の疑いがあると言われて・・・。正式な検査結果が出るまでの1週間で、食べおさめとばかりに、甘い物をいやというほど食べました。
その頃の生活を思うと、糖尿病になるのも当たり前。野菜嫌いで、お肉やバター、甘い物は大好き。仕事の時は必ず試食をしますし、食べ過ぎと運動不足でとにかく太っていました。仕事のストレスや、父も糖尿病だったので、遺伝もあったのかもしれませんね。その2年くらい前までは、主治医の先生に定期的に診てもらっていましたが、その先生が亡くなられてからは「元気だからいいや」とお医者さんから足が遠のいている頃でした。
検査の結果は、やはり糖尿病。血糖値は265mg/dL でした。「料理研究家なんだから自分でやって下さい」と言われて、ちょうどアシスタントに栄養士さんがいたので、カロリー計算をやってもらいました。最初の頃は優等生で、食べる量も減らしたし、甘いものも食べないようにして、1日に8kmくらい歩いていました。そうしたら、面白いように血糖値も血圧も下がってきて、100mg/dL
を切るくらいでしばらく落ち着いていました。最近では120mg/dL前後ですね。コツは、我慢しすぎないこと。甘い物が欲しくなったら、洋菓子よりは和菓子にして、どうしてもケーキが食べたいときは、1/3だけ食べる。近いうちに絶対あれを食べに行こうと思ったら、その前はしばらく粗食にする。毎日優等生でいようとしないで、1週間単位でバランスをとるようにすると、変化がつくので、食事療法も長続きすると思います。野菜、豆類、海藻、きのこ類、いも類、小魚は、意識して食べるようにしています。温野菜や鍋物は、おなかいっぱい食べられるので糖尿病患者の強い味方です。
今は、2週間に1度、必ずお医者さんで検査をしてもらっています。「一病息災」じゃないですけど、糖尿病のおかげで、健康管理には人一倍気を使うようになりましたね。でも、72〜73才をすぎた頃から、内臓が弱ってきたのか、今までと同じことをしても、血糖値が上がりやすくなったような気がします。今は血糖値を下げる薬も飲んでいます。でも、自然の老化現象なら仕方がないや、とあまりくよくよしないようにしています。最近はあんまり優等生じゃなくなってしまいました。寒いからと風邪をひいたら大変、と歩くのをさぼったり、外食してたっぷり1人前食べちゃったりすることもあります。でも、やっぱりそういうときは、検査の数値にはっきり出ちゃいますね。
「糖尿病の方へ」
精神的におだやかでいることが一番。寝不足、夜更かしは禁物です。あれもだめこれもだめ、と我慢しすぎないで、決められたカロリーの中でも美味しいものを食べられるように工夫しましょう。無趣味の人は、何か一つでも、病気のことを忘れて没頭できる趣味を見つけるとよいと思います。 |
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