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「わたしにもできる?」 あなたの疑問・不安に専門医が答えます!!
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20代~30代の方
[20代~30代の方]糖尿病は「自分にはまだまだ関係ない」と思っていた。お菓子や油ものの摂取が多く、食生活が乱れがち。
[Q.7]注射というと、どうしても予防接種のときに打たれた痛い注射を想像してしまい、痛そうですし、なにより毎回の消毒など自分でするのが難しそうなのですが、私にもできるのでしょうか?
井上靖浩先生
A.7インフルエンザの予防接種や健康診断のときの採血などの印象から、注射に苦手意識を持つ方は少なくありません。特に、大きな注射器に長くて太い針がついていて、痛いのではないか、また、消毒用アルコールのにおいを思い浮かべてしまうなど、不安を感じられるかもしれませんが、実際には、インスリン治療で用いる注射器や針は、採血などで使っているものとは大きく異なっています。

確かに、昔は皆さんがご想像されるような注射器が使われていましたが、今から30年ほど前にペン型をしたインスリンの注射器が登場しました。このペン型注射器は、患者さんご自身が注射をされるために開発されたものです。そのため、針についても、痛みが可能な限り少なくなるように細く短く作られています。現在では、さらに、様々な改良がなされ、採血用の注射針と比べ、細さは3分の1(0.23~0.25mm)、長さも5分の1~10分の1(4~8mm)に、そして針先も傷や痛みが出にくいように特殊な加工が施されています。ですから、予防接種や採血とは違って、痛みについてそれほど心配されることはないと思います。実際、私の患者さんからも、「想像と違って全然痛くなかった」という声もよく伺います。

また、消毒についてですが、あまり難しく考えられる必要はありません。基本的にはアルコール綿で注射部位を拭いていただくことになります。要は、不衛生な状態での注射は避けることが大切なのです。ですから、消毒用アルコール綿がないときなどには、ウェットティッシュでも代用がききます。

注射器や注射方法に不安がある場合には、まずは主治医の先生に「実物を見せてください」とご相談されると、不安も解消できるのではないかと思います。
先生からのメッセージ
インスリン治療で使用される注射器にはいくつかの種類がありますが、細く、短ければよいというものではありません。特に長さについては、皮下組織に適切に注射する必要があるため、患者さんの体型に合わせたものを使用します。しかし、ペン型インスリン注射器に使用されている注射針の場合、主に使用される3種類の太さの針を比較した研究で、痛みには特に差がないという結果1) が出ていますのでご安心ください。
ただでさえ苦手な注射を自分で打つとお考えになってインスリン治療に尻込みされる患者さんは少なくありませんが、実際に治療を始めるとその簡単さに驚かれる方がかなりいらっしゃいます。注射器や注射方法も日進月歩で進歩していますので、勇気を出して治療を始めてはいかがでしょうか。

1)藤本良士 ほか.プラクティス.26 (1) : 95-99.2009.
井上靖浩先生 施設名:カメリア内科・糖尿病内科クリニック 診療科:内科・糖尿病内科 ●カメリア内科・糖尿病内科クリニック 〒790-0932 愛媛県松山市東石井5-7-22 TEL:089-905-0055
井上靖浩先生
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