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20代~30代の方
[20代~30代の方]糖尿病は「自分にはまだまだ関係ない」と思っていた。お菓子や油ものの摂取が多く、食生活が乱れがち。
[Q.3]インスリン治療を始めるということは、すい臓の機能が完全にダメになったということなのでしょうか?
板橋直樹先生
A.3インスリン治療を始めるからといって、すい臓の機能が失われたというわけではありません。インスリン治療を勧めた際に、患者さんが持つイメージとして「インスリン治療は、糖尿病の最後の治療法」、「すい臓がもう機能していないからインスリンを始める」など、インスリン治療に対して間違った理解をしている方が多くみられますが、大きな誤解です。また、実際にインスリン治療を実施しても、すい臓のβ細胞(インスリンを合成・分泌する細胞)が萎縮することはありません。

では、どのような患者さんにインスリン治療を勧めているのかというと、基本的にはすい臓の機能が弱ってはいるが、すい臓を休めれば機能が徐々に回復することが見込める患者さんです。つまり、すい臓の機能が十分に残っている糖尿病の早い段階でインスリン治療を開始するほうが、その後の治療やすい臓の機能回復にとってメリットが大きいのです。その具体的なメリットとしては、より厳格な血糖コントロールが実現することにより、将来起こりうる合併症(網膜症、神経症、腎症など)の発症をおくらせることができること、さらに、外からインスリンを注射することにより、すい臓のインスリン分泌を肩代わりすることですい臓を休ませ、その機能の回復を図ることができることです。

糖尿病治療で大切なのは、インスリン注射を含めた治療により、厳格に血糖を管理することで、すい臓の機能を維持しながら、将来の合併症にそなえるということです。あなたのようなすい臓の機能が十分にある若い方であるからこそ、インスリン治療が必要であるといっても言い過ぎではありません。
先生からのメッセージ
ご質問された患者さんは、「すい臓の機能がダメになった・・・」と誤解してしまったようですが、まずは正確な情報をしかるべき情報ソースから入手する、つまり主治医の先生に相談して、納得できるまでしっかりと説明してもらうことが必要と思われます。
現代は、病気に関する情報でも簡単に検索できるインターネットが発達し、正しい情報も間違った情報も氾濫している状態です。比較的IT機器に精通されている若い世代の患者さんは、その分、間違った情報に接する機会も増えるため、より注意が必要です。まずは、主治医の先生に相談し、ご自身の病状、治療法を正しく理解することがポイントだと思います。
板橋直樹先生 施設名:いたばし糖尿病内科皮フ科クリニック 診療科:糖尿病内科 ●いたばし糖尿病内科皮フ科クリニック 〒306-0232 茨城県古河市東牛谷815-1 Tel:0280-23-2890
板橋直樹先生
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