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20代~30代の方
[20代~30代の方]糖尿病は「自分にはまだまだ関係ない」と思っていた。お菓子や油ものの摂取が多く、食生活が乱れがち。
[Q.1]2型糖尿病患者ですが、主治医にインスリン治療を勧められています。インスリン治療を始めても、将来の結婚や、出産には影響ないですか?
小見理恵子先生
A.1インスリン治療が、将来の結婚や妊娠に影響がないか、ご心配のようですね。実は、糖尿病の早い段階からインスリン治療を始めることのほうが、むしろ将来に明るい影響を与えるのだと、最近ではいわれています。それは、インスリン治療により、血糖値を厳格にコントロールすることで、将来起こりうる合併症の発症が抑えられ、また、血糖値をコントロールすることに大きな役割を果たすすい臓が比較的元気なうちにインスリンを注射することで、すい臓の負担を軽くし、すい臓機能の回復を図れると考えられているからです。
特にすい臓の機能が十分にある、あなたのような若い患者さんであればこそ、積極的にインスリン治療を導入し、糖尿病の改善を図るというのが、現在の糖尿病治療の流れなのです。

しかし、日本は未だ、あなたも含めて、インスリンに対する誤解が残っている現状もあります。そのような中、あなたの前に将来を約束できるようなパートナーが現れたとき、インスリン治療をしているせいで、関係がうまくいかない、結婚には踏み切れないなど、影響があるのかもしれないと危惧する気持ちもよく分かります。
私の診ている若い患者さんでも、大切なパートナーにインスリン治療のことを打ちあけるべきか悩んでいる方がいらっしゃいました。あるとき、彼女は思い切って、正直に糖尿病治療のことをお話したところ、「一人で悩むより、二人で考えよう」と前向きにとらえてくれたことがありました。この事例のように、打ち明けられた後の皆さんにお話を伺うと「治療に前向きに取り組むようになった」という明るい声をよく聞きます。

また、このようにインスリン治療を開始した患者さんの中には、結婚や出産を経験した方もいらっしゃいます。妊娠はその前後では、注意すべき点はいくつかありますが、基本的に問題はないと考えてください。
まずは、主治医の先生と相談して、インスリン治療を始めることを前向きに考えてください。
パートナーとの明るい将来のために、気持ちも糖尿病治療もポジティブに。
先生からのメッセージ
あなたのような比較的若い患者さんには、インスリン治療がより効果的です。また、早いタイミングで始めることで、インスリン治療をやめることができることもあります。若いのですから、よりアグレッシブに治療を進めて、糖尿病ともうまく付き合っていくくらいの気持ちで、治療を続けてください。主治医の先生に相談すれば、あなたにあったインスリン治療があるはずです。
治療にもライフスタイルにも前向きな方には、きっと素敵なパートナーがみつかると思いますよ。
小見理恵子先生 施設名:湘南鎌倉総合病院 診療科:糖尿病内分泌内科 専門領域:糖尿病・内分泌疾患領域 ●湘南鎌倉総合病院 〒247-8533 神奈川県鎌倉市岡本1370-1 Tel:0467-46-1717
小見理恵子先生
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