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外回りが多いお仕事の方
[外回りが多いお仕事の方]外回りや出張が多く、自分で時間を管理するのが難しい。取引先との飲酒の機会を避ける事ができない。
[Q.6]外回りが多く仕事の終了時間がまちまちである、取引先との打合せがある、自営業で忙しいなど、毎日の生活が不規則になりがちで、毎日決まったタイミングでインスリンを打てません。そのような場合でもインスリン治療を始めることができるのでしょうか?
葛西伸彦先生
A.6今や「国民病」ともいわれる糖尿病ですが、患者数の増加とともに、最近ではインスリン治療も大きく進歩しています。インスリン治療を続けている患者さんの中には、仕事で生活が不規則な方がたくさんいらっしゃいますが、みなさんご自分のライフスタイルに合わせて治療を続けられていますよ。

生活が不規則なため、決まったタイミングでインスリンが打てないとのことですが、インスリン注射の中には、1日1回の注射ですむものもあり、現在服用されている飲み薬を続けながら、注射と組み合わせてよりよい血糖値コントロールを目指すことができます。この方法はBOT(Basal-Supported Oral Therapy)と呼ばれており、比較的容易に始められるインスリン治療として広がっています。取引先との打合せが多い方、忙しくてどうしても生活が不規則になってしまう方、初めてのインスリン治療で不安な方にも始めやすいインスリン治療法です。私が診ている患者さんでもBOTを始められる方は多くなってきています。最近では1日1回のインスリンと新しいジャンルの糖尿病治療薬であるDPP-4阻害薬という飲み薬との併用などで、空腹時と食後の血糖を下げる治療も積極的に勧めています。また、食事の時間が不規則な方には、食生活に合わせて、食事の直前にインスリン注射を打つという方法もあります。

インスリン治療開始にあたっては、ご自身のライフスタイルに合わせた、無理なく始められる治療法を主治医の先生と相談されるとよいと思います。
先生からのメッセージ
取引先との付き合いでの食事が多い方や、仕事上、生活が不規則な方などでは、インスリン治療を始めるにあたって不安に思ったり、ためらったりすることがあるかもしれません。
しかし現在は、BOTのように1日1回から無理なく始められるインスリン治療もあります。実際、生活が不規則な患者さんでもインスリン治療を続け、しっかりと血糖コントロールを行っている方はたくさんいらっしゃいます。
主治医の先生とよく相談して、病状や合併症の有無やライフスタイルなどに合わせた、最適な治療法をみつけてください。
葛西伸彦先生 施設名:八戸市立市民病院 診療科:内分泌糖尿病科 ●八戸市立市民病院 〒031-8555 青森県八戸市大字田向字毘沙門平1 Tel:0178-72-5111(大代表)
葛西伸彦先生
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