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「わたしにもできる?」 あなたの疑問・不安に専門医が答えます!!
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外回りが多いお仕事の方
[外回りが多いお仕事の方]外回りや出張が多く、自分で時間を管理するのが難しい。取引先との飲酒の機会を避ける事ができない。
[Q.1]仕事上、多くの人に会うので、注射を打つ際や、注射の跡など、まわりの目が気になります。まわりに気づかれないように治療をできますか?
藤井仁美先生
A.1患者さんに、インスリン導入についてお話しする場合、日中に注射をしなければならないわずらわしさを懸念されたり、あなたと同じように周囲の目を気にされたりする方は少なくありません。特に、お仕事上外回りが多く、人によく会われるとのことですので、余計心配になるでしょう。
しかし最近では、インスリン製剤や注射器具の改良が進み、予防接種や血液検査の採血などで用いられるタイプの注射器とは違い、インスリン治療では一目では注射器と分かりにくいペン型注射器が使われています。操作が簡単で持ち運びにも便利だと多くの患者さんがおっしゃっています。一度、主治医の先生に相談されて、実物を見せていただいたら印象も大きく変わると思いますよ。百聞は一見にしかず、ですから。

また、採血で使う注射器は、針の長さが約38mm、太さが約0.7~0.9mm程ですが、インスリン注射で使う針は長さが約4~8mm、太さが0.23~0.25mmと、とても細くて短くなっています。そのため、注射を打っても、跡が目立つことはほとんどありません。
また、インスリン注射では、どうしても人目に触れやすい“腕”ではなく、痛みを感じにくく、スーツなどを着ている場合には外に露出しない場所でもあるお腹や上腕部、太ももなどに注射し、毎回打つ場所を2~3cmずつずらして打っていきます。これは、同じ場所に打ち続けると皮膚が硬くなってインスリンの吸収・効果が低下してしまうことを避けるために行います。このようにインスリン治療は、みなさんの心配や不安が少しでも解消できるように、と日々進歩しています。

また、どうしても業務時間中に人目を避けてインスリンを打つのが困難な方には、現在服用中のお薬を続けながら、1日1回朝または就寝前に注射をするBOT(Basal-Supported Oral Therapy)という方法もあります。あなたの不安や疑問を一度、主治医の先生に相談してみてはいかがでしょうか。
先生からのメッセージ
インスリン治療を始める場合、日々の注射のわずらわしさへの懸念に加え、周囲の誤解への不安を感じる人は少なくありませんし、気づかれたくない気持ちも十分に理解できます。しかし、「インスリン治療を開始したから日常の生活が阻害される」ということはありません。合併症の発症や悪化を食い止め、あなたの日々の暮らしをより豊かなものにするためにも、悲観的にならずに、是非ぜひ前向きにインスリン治療をとらえてください。
また、全ての人に知らせるのはハードルが高いかもしれませんが、会社の親しい同僚や上司だけにでも打ち明けることで、万一低血糖が起こった場合でも、うまく協力してもらえるかもしれません。周囲の人にお話しして理解を得る、ということも考えてみてはいかがでしょうか。
藤井仁美先生 施設名:多摩センタークリニックみらい 診療科:内科 専門領域:糖尿病・脂質異常症・高血圧 ●多摩センタークリニックみらい 〒206-0033 東京都多摩市落合1-38マグレブパーキングビル1階 Tel:042-316-8570
藤井仁美先生 多摩センタークリニックみらい
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