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「わたしにもできる?」 あなたの疑問・不安に専門医が答えます!!
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シニアの方
[シニアの方]すでに退職していて自分のペースで生活しているが、運動不足になりがち。他にも薬を服用している。
[Q.4]昔から注射や採血が苦手で、痛みに対して抵抗があります。また、自分で注射がうてるかどうか不安です。こんな私でもインスリン治療が始められますか?
守屋達美先生
A.4もちろんです。
私の患者さんでも、インスリン注射についてお話をすると、痛みに不安を感じる患者さんは少なからずいらっしゃいます。やはり注射というと、健康診断での採血や予防接種などで使われる注射針を想像されるからだと思います。しかし、実際はインスリン治療で使用する注射針は、そのような注射針とは大きく異なります。

一般に、注射の針は短く細い方が痛みを感じにくいといわれています。インスリン注射で使われる注射針は、採血でよく使用される注射針と比べて、長さが1/9~1/5 、太さが約1/3になっています。そのため、それだけでも痛みはかなり軽くなるかと思います。さらに、注射する体の部位も、比較的痛みを感じにくいお腹や上腕部、太ももなどですので、採血などで使う注射針に比べ、刺したときの痛みは格段に軽くなっています。

また、自分で注射ができるだろうか?という不安もお持ちのようですが、インスリン注射のための注射器の取り扱いは、以前と比べてかなり簡単になっています。実際に、インスリン注射は、ペン型という操作も非常に簡単な注射器を用いて行います。治療(注射)の開始にあたっては、医師だけではなく、看護師や薬剤師などあなたの治療を支える様々な医療スタッフが、注射の仕方を分かりやすく説明します。ご高齢の患者さんであっても、多くの方がご自身で注射をうつことにすぐに慣れていらっしゃいますよ。

「自分で注射をする」というのはいろいろ不安なこと、分からないことがあるかと思いますので、医療スタッフから説明を受ける際などに積極的に聞いてみてください。
先生からのメッセージ
インスリン治療を行っている患者さんに、注射を始めたときの感想を聞いた調査によると、「思ったよりも難しくなかった」、「思ったよりも注射は怖くなかった」「思ったよりも痛くなかった」といった意見が多く、不安が消えた方がたくさんいらっしゃいます1)2)。これは私が診ている高齢の患者さんでも同様で、多くの方々が問題なくご自分でインスリン注射を行っています。
不安があるようでしたら、まずはインスリン注射の実物を見せてもらうと、安心できると思います。私たち医療スタッフも、注射が必ずできるという方にお勧めしていますので、インスリン注射は自信を持って行ってください。

1)渥美義仁:新薬と臨床. 2010;59(8):155-173
2)弘世貴久 「続 これなら簡単今すぐできる外来インスリン導入」,メディカルレビュー社
守屋達美先生 施設名:北里大学病院 診療科:内分泌代謝内科 ●北里大学病院 〒252-0375 神奈川県相模原市南区北里1-15-1 Tel:042-778-8111(代表)
守屋達美先生
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