ツイートする
チェック
シェア
共有
「わたしにもできる?」 あなたの疑問・不安に専門医が答えます!!
他のライフスタイル
勤務時間が不規則な方
[勤務時間が不規則な方]交代制の勤務や徹夜の作業で、昼と夜が逆転しがち。規則的な食事・睡眠をとることが難しい。
[Q.2]たまにニュースなどで、低血糖で意識を失って事故を起こしたなどと聞きます。車の運転手という仕事柄、運転中に低血糖にならないか不安です。大丈夫でしょうか?
熱田晴彦先生
A.2仕事で車の運転をされている方は、運転しているときに、重度の低血糖になってしまい意識を失ってしまうことなどへの不安を感じる方もいらっしゃると思います。

確かに以前の糖尿病治療では、食後の高血糖を抑える薬剤を投与する際は食前に投与する必要があったり、インスリン治療の際は食事の30分前に注射する必要があったため、投与の後にきちんと食事を摂ることができずに低血糖を引き起こしてしまうというケースなどもみられました。しかし、現在では、非常に早く効くために食事の直前に注射をすればよい「超速効型」と呼ばれるインスリンが登場したことや、効き目が24時間にわたり1日1回の注射ですむ「持効型」と呼ばれるインスリンが登場したことで、以前に比べ、低血糖が起きることは非常に少なくなってきています。「超速効型タイプ」のインスリンを用いた治療では、仕事の合間の食事のタイミングに合わせて注射をすることができますので、低血糖を回避しやすいと思います。

とはいえ、時間の都合で、食事を軽くすませてしまったなど、食後の運転中に低血糖にならないかと気になる場合は、「空腹での運転は避ける」、「運転の休憩中にはこまめに糖分を摂る」など低血糖を未然に防ぐための対処法や「ふるえなどの低血糖の兆候が出た場合は経口ブドウ糖を服用する」、「手元に経口ブドウ糖を常時携帯する」など低血糖が出た場合の対処方法を主治医の先生とご相談の上、習慣づけていただければと思います。
先生からのメッセージ
私の患者さんでもタクシーやトラックなど、車を使用する機会が多い方や、重機オペレーターの方、高所作業に従事している方には、「低血糖かもしれないと感じたら路肩など安全な場所へ移動し、糖分の補給をする」、「車の中に補食(ジュースや砂糖など)を常備しておく」、「手元に経口ブドウ糖を常備しておく」などのアドバイスをしています。運転される際や作業される際には時間に余裕をもたせた計画をたて、運転中や作業中は、ご自身と周囲の方への影響も十分に考慮して、お仕事に従事してください。
熱田晴彦先生 施設名:日本赤十字社 京都第二赤十字病院 診療科:代謝・腎臓・リウマチ内科 ●日本赤十字社 京都第二赤十字病院 〒602-8026 京都府京都市上京区釜座通丸太町上ル春帯町355-5 Tel:075-231-5171(代表)
熱田晴彦先生
その他インスリンにまつわる様々な情報は、こちらからご覧ください!
よくわかるインスリンTOPへ

ページの先頭に戻る