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重労働の方
[重労働の方]屋外での作業などで、汗をかいて体を動かすことが多い。日によって仕事量に大きく差がある。
[Q.2]私は高速バスの運転手ですが、今回インスリン治療が必要と言われて戸惑っています。不規則な勤務でもインスリン治療は大丈夫でしょうか?また、飲酒の機会が多く、ついつい食べ過ぎてしまうことが多いのですが、インスリン治療を開始すると食事に制限がかかったりするのでしょうか?
内田大学先生
A.2私が診ている患者さんの中にも、バス・タクシーの運転手や夜勤のあるお仕事の患者さんが上手にインスリン治療を行っておられますから、心配はいりません。なるべく生活に合わせてインスリン調節がしやすいように治療を工夫しましょう。

まず、組成が決まった混合型インスリンは不規則な生活に合わせることがやや難しいですから、超速効型と持効型のインスリンを組み合わせた基礎-追加インスリン療法(Basal-Bolus療法)がよいと思います。そして、自己血糖測定を活用していただくと、不規則な中にもある程度の規則性、例えば夜勤時と日勤時のインスリン必要量の差などがみつかることがあります。ただ、ご職業柄、低血糖には十分な注意が必要ですね。まずは低血糖の知識をしっかり学んで、どのような症状が起きたら低血糖なのかを覚えておきましょう。

低血糖になりやすい状況は、食事前の空腹の時間帯や激しく体を動かした後などです。そのようなときに低血糖の症状を自覚したら速やかにブドウ糖や甘いものを摂取できるように、常に身につけておきましょう。特に仕事中に低血糖と感じたら、できるだけ早く対処することが必要です。職場の中でも糖尿病やインスリン治療と低血糖のことを隠さないで話しておくことも大切です。万一、重症の低血糖が起こっても周囲の人が助けてくれますからね。

お酒が好きでよく飲み会に参加される患者さんもたくさんいらっしゃいます。そういった患者さんには、食事に関して少しだけ注意していただいた上で、飲み会を楽しんでいただいています。

まず、インスリンとは関係なく糖尿病治療の基本は食事と運動です。3大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)がバランスよく入った食事をゆっくりよく噛み、腹八分目で止めておく。テレビの健康情報番組でもよくいわれている健康な食生活の心得は糖尿病治療でも同じです。さらに、これまでも主治医の先生や栄養士さんから指導されていた1日の食事量は引き続き守っていくことが重要です。

また、会社の飲み会で乾杯の挨拶が長かったり、金曜の混んでいる居酒屋で注文した料理がなかなか届かなかったりすると、インスリンの効き始めのタイミングと実際に食べ始めるタイミングが合わず、低血糖を起こしてしまうことがあります。アルコールだけを飲んで食べ物を食べない場合も低血糖が起こったりします。飲み会を楽しむためにも、待ち合わせ時間を利用して少しだけ食べておくなどの工夫をするとよいでしょう。
先生からのメッセージ
インスリン治療が勧められたことで不安に感じることもあるかと思いますが、「これまでの食事を再度見直す機会」と考えてみるのはいかがでしょうか?
また、ご自身の好みやライフスタイル、飲酒の機会や食事の量について主治医の先生や栄養士さんと相談してアドバイスをもらうと、楽しい飲み会に今後もどんどん参加できるようになると思います。
内田大学先生 施設名:ほたるのセントラル内科 診療科:内科(糖尿病・甲状腺・内分泌代謝疾患・肥満症) ●ほたるのセントラル内科 〒292-0038 千葉県木更津市ほたる野3-30-3 TEL:0438-97-8855
内田大学先生
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