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糖尿病患者さんの”治療と日常生活の調和”の実現へ向けた
インスリン-ライフ・バランス調査2

昨年行ったインスリン - ライフ・バランス調査では、
インスリン治療中の患者さんには、
日中・夜間を問わず1日を通じて低血糖が起きており、そのことが不安やストレスとなって、
血糖コントロールがうまくできていない可能性があることがわかりました。

また、「低血糖が起きたことを、必ずしも医師に話さない」患者さんは半数近くおり、
患者さんの気持ちや状態を医師が把握しきれず、“意識のズレ”が生じているのかもしれません。

そこで今回は、患者さんと医師との間に生じやすい“意識のズレ”に着目したアンケート調査を行い、
より良い治療のために、患者さん自身に出来ることは何かを考えました。

調査方法 : インターネット調査
実査期間 : 2016年3月25日(金)〜4月18日(月)
調査対象/回答者数 : インスリン投与患者712名(1型糖尿病81名・2型糖尿病631名、1型・2型糖尿病患者で、現在基礎インスリン製剤を使用中の20歳以上の男女)
医師221名(HP専門58名、HP非専門53名、GP専門55名、GP非専門55名、糖尿病患者に対して基礎インスリン製剤を使用して治療している医師
※専門:糖尿病科、内分泌・代謝科に所属もしくは、専門医資格保有者 非専門:上記以外)

患者さんの気持ちや状態

血糖コントロールができている患者さん・そうでない患者さんの今の状況・気持ちを聞きました。
血糖コントロールができている患者さんも、そうではない患者さんも、合併症への不安を抱えています。
血糖コントロールができている患者さんも、そうではない患者さんも血糖値を改善したいという強い気持ちを持っています。
血糖コントロールができている患者さんも、そうではない患者さんも3人に1人以上が低血糖を経験し、低血糖への不安を持っています。

患者さんと医師の意識

患者さんと医師に、糖尿病治療についての気持ちや意識を聞いてみました。
「新しい薬や治療法の説明」を望む患者さんは多く、医師との“意識のズレ”がみられます。
詳しく見る
「血糖値をもっとよくしたい」と思う患者さんの割合は、医師が思っている以上に多くなっています。
治療に対する患者さんの前向きな気持ちが、医師に伝わっていない場合もありそうです。
詳しく見る

よりよい治療のためのヒント

現在の治療について聞いてみました。
「指示の内容や受け答えが的確・明確・丁寧である」、「話をよく聞いてくれる・相談しやすい」という声が多くあがっており、コミュニケーションがしっかりとれている傾向にあります。
治療満足度が高い患者さんは、医師から受ける情報に満足している傾向がみられます。
血糖コントロールが良好な患者さんをたくさん診ている医師は、診察時に患者さんから得ている情報に満足している傾向がみられます。

よりよい治療・血糖コントロールには医師との良好なコミュニケーションが大切です

医師と患者さんの両者が向き合って話をし、
“意識のズレ”をなくしていくことが、
より良い治療・血糖コントロールにつながっていく可能性があります。
ご自身の率直な気持ちや不安、目指したい状態を、
主治医の先生に伝えるチカラをアップしていきましょう。

インスリン治療中の患者の治療認識と医師・看護師による患者の治療認識に関するギャップ調査
インスリン‐ライフ・バランス調査2

インスリン‐ライフ・バランス調査2とは
基礎インスリン製剤を使用する糖尿病患者さんの治療に対する意識や気持ち、ならびに医師・看護師が考えている「患者さんの現状認識や考え方」を明らかにし、患者さんと医療従事者間の認識・コミュニケーションギャップの有無を把握することで、よりよい糖尿病治療につなげることを目的に行われた調査です。

対象
患者調査:全国の1型または2型糖尿病患者で現在、基礎インスリン製剤を使用中の20歳以上の男女(本調査の対象712例)
医師調査:全国の糖尿病患者に対して基礎インスリン製剤を使用して治療している医師(本調査の対象221例)
看護師調査:全国のインスリン治療に関わる内科・糖尿病科に勤務する看護師(本調査の対象110例)

方法
本調査では、“インスリン治療に関連した「患者自身の現状認識や考え方」と医療従事者が考えている「自分の患者の現状認識や考え方」は、どの程度異なるのか”、“患者の血糖コントロール状況に影響を与える医療従事者側の要因は何か”の調査課題を設定し、以下のセクションからなる調査票を用いて、webによるアンケート方式で行った。
患者調査:①回答者の背景等の基礎情報、②血糖コントロール状況、③医師からの説明や医師に対する評価、④治療満足度、⑤低血糖に関する状況、⑥基礎インスリン製剤使用についての気持ちの6項目全45問。
医師調査:①回答者の背景やインスリン治療内容等の基礎情報、②患者の血糖コントロール状況、③患者への説明と患者に対する評価、④看護師経由での患者情報取得状況、⑤患者の低血糖に関する状況、⑥患者の基礎インスリン製剤使用についての気持ち、⑦回答者(医師)の基礎インスリン製剤に対する気持ちの7項目全42問。
看護師調査:①回答者の背景等の基礎情報、②患者の血糖コントロール状況、③患者情報の取得や医師への伝達状況、④患者への説明と患者に対する評価、⑤患者の基礎インスリン製剤使用についての気持ちの5項目全27問。
スクリーニング調査ならびに本調査は、サノフィ株式会社によって計画および実施された。株式会社日本能率協会総合研究所に依頼し、患者および看護師に関してはマクロミルモニタを、医師に関してはマクロミルケアネットモニタを用いた。得られたデータの解析は、株式会社電通イーマーケティングワンが行った。

調査期間
2016年3月25日から4月18日 
インスリン‐ライフ・バランス調査2 Terauchi Y., et al.:Ther Res. 37(8):757-778, 2016
インスリン - ライフ・バランス調査1を見る

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