計画妊娠って何ですか? 妊娠前ならびに妊娠中の血糖コントロールのコツは?
計画妊娠を成功させるためのポイントは?

■計画妊娠って何ですか?
計画妊娠とは、妊娠前に、妊娠してもよいかどうか合併症をチェックしてもらい、 血糖を正常な人と変わらない状態にまでコントロールして、主治医の許可を得た上で受胎することをいいます。
これは、糖尿病の人が順調に妊娠生活を送り、安産を迎えるうえで、欠かすことのできないパスポートです。
計画妊娠がきちんと実行されない限り、生まれてくる赤ちゃんの奇形発生頻度は低下しません。
網膜症や腎症がある人はきちんと治療を受け、病状が安定してから妊娠の許可を得ます。
網膜症が進んだまま妊娠すると、急速に病状が悪化します。
まだ未婚の場合でも、将来の妊娠の可能性に備えて、血糖を良好に保ち、「子どもがほしいと」と思った場合は、主治医に相談して指示を受けながら、必ず計画妊娠を実行しましょう。
また、主治医から許可が出るまでは、きちんと避妊しましょう。




■計画妊娠を成功させるためのポイントは?
計画妊娠を成功させるために実行してほしいのは、次の10項目です。
(1)
発症のときから、血糖を良好にコントロールする
(2)
主治医から許可がでるまできちんと避妊する
(3)
血糖を正常に保つようコントロールする
(4)
食事療法を守る
(5)
血糖の自己測定をマスターする
(6)
基礎体温をつける
(7)
経口血糖降下薬からインスリン注射へ切り換える
(8)
妊娠と糖尿病について学習し、自己管理に役立つ知識を身につける
(9)
低血糖治療法の指導を受けておく
(10)
太りすぎの人は、妊娠までに標準体重に近づける

出典:
糖尿病の治療はあなたも主治医 【安全ですこやかな妊娠・出産のために】
大森安恵著/発行:(株)プラネット




■妊娠前ならびに妊娠中の血糖コントロールのコツは?
妊娠前の血糖コントロールの目安は以下の通りです。
空腹時
100mg/dL以下
食後2時間
120mg/dL以下
ヘモグロビンA1c
6.0%以下

妊娠中は、もっと厳格に血糖コントロールを行い、正常値に近づけることが必要です。目安は以下の通りです。
空腹時
100mg/dL以下
食後2時間
100mg/dL以下
ヘモグロビンA1c
4.3〜5.8%

血糖自己測定をしましょう。
  自分で血糖を測定することができれば、自宅で自分の血糖を知ることができますから、そのつど食べ物を制限するなど、コントロールがしやすくなります。
  最近は、小型で軽く、使い方も簡単な血糖自己測定器がいろいろ開発されています。
正常な血糖を維持するため、血糖の自己測定をマスターし、同時にインスリンの微量追加法の指導も受けておきましょう。







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