糖尿病ですが、子どもを生むことはできますか? 母体への影響はどうですか?
糖尿病があると赤ちゃんに悪い影響が出ることがあると聞いたのですが、大丈夫ですか?

■糖尿病ですが、子どもを生むことはできますか?
もちろんできます。
糖尿病の治療は急速に進歩をとげています。
いまや糖尿病があるからといって、妊娠や出産ができない時代ではありません。
糖尿病があっても、十分な量のインスリンを注射し、正常と同じ血糖コントロールを保っていれば、元気な赤ちゃんを生むことができます。
実際、糖尿病の女性の出産例は年々増えています。
お子さんがほしいと思うなら、あきらめることなく希望をもって治療にあたり、子どもを生み、育てるという幸せを実現してください。




■糖尿病があると赤ちゃんに悪い影響が出ることがあると聞いたのですが、大丈夫ですか?
お医者さんの指示にしたがって、計画的に妊娠し、きちんと血糖コントロールしていれば、糖尿病があっても元気な赤ちゃんを生むことができます。
これに対して、血糖コントロールが悪いまま妊娠すると、奇形をもつ赤ちゃんが生まれることがあります。
胎児の器官は妊娠初期につくられ、奇形は妊娠7週目までに形成されます。そのため、妊娠とわかってから血糖コントロールをよくしても手遅れになることがあるのです。
また、妊娠中の血糖コントロールが悪いと、分娩間近になって、突然子宮内で赤ちゃんが死亡することもあります。
妊娠・出産にあたっては、妊娠前から血糖コントロールを正常に保ち、妊娠中もそれを維持することがとても大切です。




■母体への影響はどうですか?
計画妊娠をきちんと実行して、妊娠中もきちんと血糖コントロールしていれば、 母子ともに無事出産にこぎつけることができます。
これに対して、血糖コントロールが悪いまま妊娠すると、母体には、合併症がある場合はそれが悪化したり、妊娠中毒症になるなどの影響が出ることがあります。
とくに網膜症と腎症は、妊娠によって悪化する傾向がみられます。
網膜症が悪化したまま妊娠が進むと、眼底出血がひどくなり、最悪の場合は失明も考えられます。
また、腎機能がかなり低下している場合は、尿毒症を起こすことがありますので注意が必要です。
網膜症のある人は、妊娠中少なくとも1か月ごとに眼底検査を受け、かなり進行している場合は1〜2週間ごとの診察が必要になります。







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