なぜ、運動をするの?(目的と効果)
時間がなかったら?
運動の前にどんなチェックが必要?
安全に快適に運動するコツは?
どんな種類の運動が最適?(種目)
長続きさせるコツは?
運動量は、どれくらい?(強さ・時間・頻度)
■なぜ、運動をするの?(目的と効果)
運動療法は、食事療法とともに糖尿病治療の2本柱です。でも、自己流に運動すれば良いわけではありません。病気の状態や体の状態を考えて、あなたに適した運動をする事が大切です。主治医に相談して、指導を受けてください。
■運動の前にどんなチェックが必要?
【始める前に医師のチェックを!】
運動してもよいかどうか、どんな運動がよいかなどを判断する為に、いろいろなチェックが必要です。
医学的チェック(メディカルチェック)
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血糖がうまくコントロールできているか
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合併症があるかどうか
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ほかの病気を起こしているかどうか
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血圧測定や心電図検査
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運動に直接関係する筋肉、骨、関節などの機能はどうか
身体的なチェック(フィジカルチェック)
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体重、ウェストサイズ、肥満度など体の状態はどうか
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持久力、筋力、体力などはどうか
生活習慣のチェック
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食事、仕事、睡眠、ストレス、など日常生活の状態はどうか
こうしたチェックの結果をみて、あなたに 適した運動療法を、主治医が決めます。
【なぜやるの?(運動療法の目的)】
血糖を上手にコントロールして合併症を予防するためには、食事療法とあわせて運動療法が必要なのです。
【やれば、どうなるの?(運動療法の効果)】
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運動によって、血液中のブドウ糖が筋肉に取り込まれるため、血糖値が下がります。
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2型糖尿病で低下しているインスリンの働きが高まります。
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肥満の防止になります。
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高血圧の改善に役立ちます.
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血液の循環がよくなり、全身的な健康づくりを助けます。
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関節や骨が丈夫になり、末梢血管が強くなり心臓や肺の機能が高まります。
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筋力や体力の増強に役立ちます。
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ストレス解消効果もあります。
■どんな種類の運動が最適?(種目)
インスリンの働きをよくするのに適した運動は、なるべくたくさんの筋肉を動かすことができる有酸素運動です。
ウォーキング/散歩/ジョギング/自転車/階段の上り下り/水泳。
■運動量は、どのくらい?(強さ・時間・頻度)
運動療法には「らく」から「ややきつい」と感じるくらいの強さの運動が適しています。 感じ方には個人差がありますから、脈拍で判断すると、1分間で120回程度の脈拍になるくらいを目安にしましょう。(40歳〜50歳代の場合)
◆運動の種類とエネルギー消費
運動の種類
エネルギー消費量
(kcal/kg/分)
1単位(80kcal)を消費するのに必要な時間(体重60kgの場合)
歩行60m/分(散歩)
0.0534
約25分
歩行70m/分(散歩)
0.0623
21分
歩行80m/分(正常歩)
0.0747
18分
ジョギング(軽い)
0.1384
10分
体操(軽い)
0.0552
24分
自転車平地10km
0.0800
13分
階段(上る)
0.1349
10分
階段(下る)
0.0658
20分
水泳(クロール)
0.3738
4分
水泳(平泳ぎ)
0.1614
8分
ゴルフ(平均)
0.0835
16分
(日本体育協会スポーツ科学委員会資料より改変)
たとえば分速60mの速さで散歩するとき、1分間に消費されるエネルギーは体重1kgあたり0.0534kcal。体重60kgの人がこの運動で1単位(80kcal)のエネルギーを消費するためには、約25分つづけることが必要。
【いつやるか?(運動をする時間帯)】
運動は、毎食後1時間ぐらいたってから始めるのが理想的です。毎回きちんと規則正しく行うのは難しいので、自分の生活にあわせて無理のないようにしましょう。
【週に何回?(運動の頻度)】
1回の運動の効果が持続するのは2日くらいです。少なくとも週3回は行うよう心掛けてください。慣れてきたら、少しずつふやしていきましょう。
■時間がなかったら?
オフィスではエレベータを利用せず、階段を上り下りする、 一つ手前の駅で降りて歩くなど、自分流に工夫しましょう。
■安全に快適に運動するコツは?
体調がよくない日は運動を休みましょう。かぜや睡眠不足などで体調不良の時は無理して運動しないこと。
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血圧や血糖値が高いときも運動はやめましょう。
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こんな症状が出たら、すぐ運動を中止しましょう。
胸に痛みや圧迫感があるときは、運動はすぐ中止すること。めまいを感じたり、冷や汗が出ている場合は低血糖の疑いがあるため、運動を中止して主治医に相談すること。
【快適に運動するために】
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靴は? 足もとに負担のかからないスポーツシューズをはくと楽に運動できます。
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服装は? 気候にあった服装をして暑さ寒さに上手に対応しましょう。体が自由に動ける衣類を身につけることも大切です。
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ときどき水分補給。長時間運動する場合はまめに水分をとるようにしましょう。
■長続きさせるコツは?
【運動療法を成功させるには、長く続けることが必要です。】
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無理のない運動。 毎日の生活の中に無理なく組み込んで、運動が習慣となるようにしましょう。
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楽しく運動。 毎日単調な運動では飽きてしまいます。自分の好きなスポーツをとり入れたり、仲間と一緒に運動したり、ゲーム感覚を組み込んだりして、退屈しないようにしましょう。
歩数計を使って毎日の歩数を記録するのも一つの工夫。運動意欲が高まります。
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