お母さん、お父さん、家族のみなさんへ
お子さんが幼稚園や小学校のとき
お子さんが赤ちゃんのとき
■お母さん、お父さん、家族のみなさんへ
ある日突然、医師から「お子さんは糖尿病です」と告げられると、ご両親はみな、自分の責任と考え、子どもに申し訳がないと思いがちです。
これは親として、よくみられる一般的な心の葛藤です。
しかし、お子さんが糖尿病になったのはご両親の育児や指導が間違っていたからではないのです。
自分たちを責めないでください。
大切なのは、「ふびんな子どもだ」と思って甘やかしたり、兄弟の中で特別扱いしたりすることなく、ごく普通に接するようにすることです。
糖尿病は一生の病気です。
お子さんがすこやかに成長するには、お子さんが自ら主体的に治療に取り組むことが必要です。
自立心の旺盛なお子さんに育つよう、愛情を注ぎながらご指導いただき、糖尿病のことをともに学びながら、血糖を上手にコントロールしていってください。
■お子さんが赤ちゃんのとき
赤ちゃんや小さな子どもは、ことばで体の不調を訴えることができません。
ですから、お母さんやお父さんは、日頃からお子さんの様子をきめ細かく観察しておくことが必要です。
毎日、日記や簡単な記録をつけておくと、いざというとき役に立ちます。
1週間の日記・記録表の書き方については、「
ヤングの会ホームページ
」(東京女子医科大学糖尿病センター)にアクセスすると、参考になります。
【こんなときは要注意!】
突然遊ぶのをやめたり静かになったとき
よくお子さんの様子を観察してください。
低血糖になると、顔色が悪くなります。
低血糖になったなと思ったら、すぐに甘いものを飲ませましょう。
いつもより食欲がないとき
食欲がないときは、ゼリー、アイスクリームなど食べやすいものを与えてください。また、病気のときは、水分を十分補給してください。
食欲がないときでも、インスリン注射は決してやめないでください。
食べたり飲んだりできないときは、すぐにお医者さんにみてもらいましょう。 とくに吐いて下痢をしている場合は要注意です。
【病気になったとき、インスリン注射はどうすればいいですか?】
かぜや腹痛などの病気になったときは、いつもより多めのインスリンが必要になります。
病気になったときの対処の仕方については、あらかじめお医者さんに聞いておきましょう。
■お子さんが幼稚園や小学校のとき
小学校へ入学する頃になると、血糖値やインスリン注射にも興味をもってきますから、血糖値やインスリン注射の話をしてあげてください。
血糖値に関心をもつようになると、小学校低学年の子どもでも「血糖が低そう。何かちょうだい。」などというようになります。
また、小学生ぐらいになったら、自分でインスリン注射ができるようになります。
小学校入学と同時くらいに、自分でインスリン注射ができるように指導してあげてください。
入学をきっかけに、「大きくなったから、インスリン注射を自分でしようね」 というと、よい動機づけになるようです。
自分の体の状態を感じたり、いろいろ考えながら、自分でインスリン注射ができるようになると、血糖を上手にコントロールすることができるようになります。
【サマーキャンプに参加しよう】
サマーキャンプに参加すると、自分以外に、同じようにインスリン注射をしている仲間に会うことができます。
また、同じ年頃のお友だちや先輩、お医者さんや看護婦さんなどいろいろな人と話をすることができるので、自分が糖尿病であることを素直に受け入れることができるようになります。
サマーキャンプでは、
●
食事のカロリーを勉強して、食事をきちんととる
●
インスリン注射の再度確認
●
たくさん運動をして、どのくらい血糖が下がるかを体験
などをおこないます。
サマーキャンプは全国各地でおこなわれています。
開催場所や日時については、「さかえ」(日本糖尿病協会機関誌)の6月号に掲載されます。
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