血液の検査からわかることは? 尿の検査からわかることは?

体内で血糖を下げるために働くのが、すい臓から出されるインスリンです。糖尿病では、血糖コントロールと合わせて、このインスリンが十分に作られているかどうか、十分に働いているかどうかを知ることが重要です。

■血液の検査からわかることは?
【血中インスリン検査】
血液中のインスリンの変動を調べて、インスリンの分泌能力をみる血液の検査です。

健康な人の場合、ブドウ糖液を飲むと血糖値が上がるが、すぐにすい臓からインスリンが分泌されて血液中のインスリン値が上がって血糖値が下がり、それに合わせて血中インスリン値も下がります。

糖尿病になると、こうしたインスリンの反応が低下します。血中インスリン値の上がり方が遅かったり、十分に上がらなかったりします。

空腹時やブドウ糖を飲んだ後に測ります。
空腹時の基準値は3〜18μU/mLとなります。



■尿の検査からわかることは?
【C‐ペプチド検査】
すい臓からのインスリンの分泌能力を調べる尿の検査です。
C‐ペプチドというのは、すい臓でインスリンがつくられる時に生まれる物質です。

血糖値が上がってインスリンが分泌されると、インスリンと一緒にC‐ペプチドが血液の中に出てきます。

血液中に出てきたC‐ペプチドの約1/10が尿の中に出されます。

尿に含まれるC‐ペプチドの量を測ると、インスリンがどのくらい分泌されたかがわかります。

C‐ペプチド検査は、一般的には24時間分の尿をためておいて、その尿を調べます。

糖尿病の中には、何らかの原因で、すい臓のインスリンを作る能力が低下して発症するタイプがあります。これを1型糖尿病と呼びます。1型糖尿病ではC-ペプチドの値は低くなります。

血糖コントロールがうまく行われていないと、すい臓からのインスリン分泌が悪くなってC‐ペプチドの値が低くなることもあります。
50〜100μg/日 以上が基準値となります。

【尿中ケトン体検査】
インスリンの働きが十分かどうかを調べるための尿の検査です。

ケトン体というのは、からだの中の脂肪をエネルギーに変えるときに血液の中に出てくる物質です。血液中でふえすぎると尿の中に排出されます。

尿の中にケトン体が出てくるのは、インスリンの働きが悪くなったときです。

インスリンが十分に働かなくなって、ブドウ糖をエネルギー源として使えない場合、エネルギーの不足を補うのに脂肪を利用しますが、そのためにケトン体が作られ、それが尿中に出てきます。

ケトン体が血液中にふえすぎると、血液が酸性になります。

この状態が続くと、昏睡状態を起こす場合があります。





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