血液の検査からわかることは? 尿の検査からわかることは?

糖尿病と診断されたらさまざまな治療が開始されます。
治療効果がはっきりわからないと、無益な薬を飲み続けたり、逆に薬が効き過ぎて低血糖や眼底出血を引き起こすことになりかねません。
頑張って食事や運動療法をした時の効果がはっきりわからないと、はりあいもなくなります。
血糖が悪化したことがすぐわかれば、その原因を思いつきやすく、生活改善のヒントになります。
血糖値は採血した時の瞬間風速値でしかありません。
グリコヘモグロビン(HbAc)は1日の血糖値の平均をあらわしますが、1〜2ヵ月前の過去の血糖の状態しかわかりません。
血糖の変化を知るための検査として、血清1,5‐AG検査、グリコアルブミン検査、尿糖検査、があります。

■血液の検査からわかることは?
 【血清1,5-AG検査 (けっせい イチ ゴ エー ジー)】
1,5‐AG(1,5‐アンヒドログルシトール)は糖の一種で、尿に糖が出る時に一緒に出てしまい、血液中の量が減ります。尿糖がなくなると、また増えてきます。

血糖の変化をいち早く鋭敏にとらえる先行指標となります。

. 食後の血糖値が高くなるとすぐに下がってくるので、軽い糖尿病での血糖の悪化や改善がよくわかります。
14.0μg/mL以上が基準値で、10.0μg/mL以上をめざします。

 【グリコアルブミン検査】
HbAcとにた検査ですが、HbAcよりも早く変化するので、検査の約2週間前の血糖の状態がわかります。
血糖が非常に高い時の血糖の変化がよくわかります。
12.4〜16.3%が基準値で、血糖が高いと増えてきます。

【血糖自己測定】
患者さん自身が指先から採血して、血糖値を測定するもので、食前、食後を中心に1日何回か測るのが普通です。

インスリン注射をしている時には、1日の中の血糖の変化が激しいので、著しい高血糖や低血糖がないかを調べるために必要となります。



■尿の検査からわかることは?
 【尿糖検査】
1日の尿を集めて尿糖の量を測ると、その日の血糖の高さがよくわかります。
1,5-AGなどの簡便な血液検査が普及するまでは、治療効果をいち早く知る目的で、特に入院中によく行われました。





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