2010 2009
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JDS市民公開講座イベントレポート

第53回 日本糖尿病学会年次学術集会 
第50回 日本糖尿病協会年次集会(岡山市/2010年5月29日)

糖尿病についてわかりやすく学ぶ
 
会場には約2,000名もの大勢の参加者
2010年5月29日(土)、第53回 日本糖尿病学会年次学術集会、第50回 日本糖尿病協会年次集会において、糖尿病予防と啓発のための市民公開講座「のばそう健康寿命!見直そう生活習慣!〜糖尿病の予防から、血糖目標値(HbA1c)まで〜」が岡山市で開催され、一般の方々約2,000名が参加されました。





糖尿病の新しい診断基準についていち早く解説

糖尿病についてわかりやすく学ぶ
 
谷澤 幸生先生
近年の日本における糖尿病実態調査では、糖尿病および糖尿病予備群の数は年々増加しており、40歳以上の約3人に1人は糖尿病が疑われているという状況が報告されています。本年の日本糖尿病学会年次学術集会では、日本人糖尿病の診断基準が11年ぶりに改定され、新基準では、慢性的な血糖状況を反映するHbA1cが補助的役割から格上げされ、HbA1c6.1%(JDS値)が基準値となることが発表されました。これからは、血糖値とHbA1cがいずれも基準値を超えた場合に糖尿病と診断されることになります。 本市民公開講座では、診断基準の改定内容などがいち早く分かりやすく解説され、一般の方々へ早期発見・早期治療の重要性が伝えられました。




「健康寿命」に注目 多彩なゲストによるスピーチ

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清野 裕先生
今回の市民公開講座では「健康寿命」に注目し、糖尿病の予防、治療、また心理面まで幅広い視点から多彩なゲストにお話をいただきました。はじめに、「糖尿病治療のABC」というテーマで、関西電力病院 院長 清野裕先生を座長に、山口大学大学院医学系研究科 病態制御内科 谷澤幸生先生を演者に迎えた講演では、HbA1cを血糖目標値として上手に血糖をコントロールしていくことが治療の基本であることが紹介されました。

続いてのゲストスピーチでは、脳科学者の茂木健一郎さんから「生活習慣の改善や糖尿病治療に取り組みたいという意欲はあるのに行動に移せない心理」についてお話をいただきました。 またNPO法人ニッポンランナーズ理事長 金哲彦さんからは糖尿病予防に役立つ運動が紹介され、会場の参加者の方々も実際に体を動かしながら熱心に取り組んでいました。


パネルディスカッションで活発な意見交換

また講座の後半では、川崎医科大学内科教授 加来浩平先生をコーディネーターに迎え、谷澤先生、茂木さん、金さんにもご参加いただいたパネルディスカッション「健康寿命を延ばすために」も行われ、会場からの質問に答えながら、糖尿病を予防し健康に過ごすためのライフスタイルの見直しについて活発に意見が交わされました。

糖尿病についてわかりやすく学ぶ   糖尿病についてわかりやすく学ぶ
 
パネルディスカッションの様子
谷澤幸生先生(左)、加来浩平先生(右)
 
パネルディスカッションの様子
金哲彦さん(左)、茂木健一郎さん(右)


まずは定期健診で自分のHbA1c値を知ることが糖尿病の早期発見・早期治療の第一歩

最後に、第53回 日本糖尿病年次学術集会会長である加来先生 から「健康寿命を延ばすことが患者さん本人のため、ご家族のため、ひいては医療費抑制や労働人口増加につながり社会全体のためになります。まずは定期健診で自分のHbA1c値を知ることが糖尿病の早期発見・早期治療の第一歩です。皆さんも健康寿命をのばすために生活習慣を一度見直してみて下さい」とメッセージが伝えられ、盛況のうちに閉会いたしました。

「今日の話を家族や知り合いに伝えたい」 参加者から多数のポジティブなコメント

参加者へのアンケート結果によると、来場者の約95%の方から市民公開講座に大変ご満足いただけたことがわかりました。具体的には、「今後の生活に活かしたい」「今日の話を家族や知り合いに伝えたい」といったポジティブなコメントが多く寄せられ、また「日常的な運動を心がけたい」「日々の生活・生活習慣を見直したい」など、本講座の受講をきっかけに、多くの方に健康寿命を延ばすために意識を変えていただけたことがうかがえました。

糖尿病に関する正しい知識をもち、糖尿病予防を実践することが糖尿病撲滅への近道です。今後も多くの方に健康維持や糖尿病予防についての意識を高めていただけるよう、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会およびサノフィは、一般の方々への啓発活動を引き続き積極的に展開してまいります。

(アンケート回答者は、20代〜70代の本市民公開講座参加者のうち1277名)


当日のプログラムはこちらから




大阪イベントレポート(2009年5月24日)

2009年5月24日(土)に予定されていた第52回日本糖尿病学会市民公開講座「ご存知ですか HbA1c? 〜 今日からできる糖尿病対策〜」は、新型インフルエンザ流行の影響により、中止となりました。
後日、朝日新聞全国版に、日本糖尿病学会年次学術集会 学会長 柏木 厚典 先生(滋賀医科大学医学部附属病院 病院長)によるミニレクチャーおよび柏木先生と山本 文郎氏(フリーアナウンサー)の対談記事が掲載されました(掲載日:2009年10月4日)。

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